20150810 「便利なものほど、それを使える頭を育てないと意味がない。」
何だか少し騒がしい。
その手の話は私がオタクになった10年前から定期的に話題になる。
真偽は定かではないのに人は踊る。赤い靴を履いてしまったオタクの性なのかもしれない。足を切断できないのだから、ソース確認は怠ってはならない作業である。ソースが出せないならそれは疑ってかかっていいだろう。
二宮くんがMOREで連載している「It」でこんなことを言っていた。
「例えばね、ネットのつぶやきもそう。たぶん、そのツールを作った人は、もっといい未来を思い描いていたはず。ここで思いを吐き出したら、共感してくれる人がいたり、反応があって拡散して、誰かが元気になる……みたいな、いいことを想定して作ったんじゃないのかな」(第29回-便利な時代)
— ニノ(ver.一途)bot (@it_nino) 2015, 7月 27
「今、誰と誰がメシ食ってるとか平気で書いちゃう人がいる。別にオレは悪いことしている訳じゃないから、そこまで困らないけど(笑)いつの間にかフォロー数を増やす事に必死になって、本質とはズレた使い方をしてしまう人も多い。数が増えたって、その先に何が得られるの?」(第29回-便利な時代)
— ニノ(ver.一途)bot (@it_nino) 2015, 7月 28
「たとえば、ネットのつぶやきもそう。 あれは、精神年齢の高い人たちが使うべきものだなって思うし、便利なものほど、それを使える頭を育てないと、意味がないなって思う」(第29回-便利な時代)
— ニノ(ver.一途)bot (@it_nino) 2015, 7月 28
(結局”何を”使うかではなくて、”どう”使うかしかないと言う。)「そうじゃないと、いくら世の中が便利になっても、自分はいっこうに便利にならない。結局、どの時代にいても、何を使いこなしても、”その人”が出るんじゃないのかなぁ」(第29回-便利な時代)
— ニノ(ver.一途)bot (@it_nino) 2015, 7月 28
これを読んで以来、自戒としている。
自分が痛いオタクなのは重々承知している。もう手の施しようがないところまで来てしまってるのもわかっている。だから、振り回されない頭を持っていたい。
「普通の男の子に戻りたい」
そう言ってステージにマイクを置いてほしくないから、少しでも長く輝く姿を見ていたいから、せめてオタクの品格を損なわないようにしたいと思う。
また、押し付けになってしまうけれども、彼らにも賢くあってほしい。
たまたまアイドルという職業に就いてるだけで色々なことが制限されるのは可哀想ではあるけども、その職に就いた以上、自衛に過剰になるくらいがちょうどいい。
あの話が真実であると仮定して話を進めるが、特にスマホ全盛期のこのご時世、個人情報を大切にし、見極める力を養ってほしい。それがきっと自分や仲間を守ることにつながるから。
このネットリテラシーは彼らだけでなく、すべての人に言えることでもある。
「便利なものほど、それを使える頭を育てないと意味がない」
この言葉に尽きる。
そんなことを思う丑の刻でした。